ひとあしお先に維新派『アマハラ』行ってきました。
全体的にチケット確保が難しそうなのでなるべく一般チケットは一般の人に回したく、13日のプレビュー公演(公開ゲネ)を観劇。
会場の奈良平城宮跡まではもちくんの運転する文化号で、そして夜はついでにリゾートホテルに泊まるというコースです。
最新鋭な感じのワゴン車をレンタルして一行乗り込みましたが最新鋭すぎてエンジンの掛け方が判らない(キーレス車)という、どしょっぱなから珍道中の予感。
雲多いながらも降水確率0%、まずまずの維新派日和ではないでしょうか、それにしても今週は急に冷え込んだ。出発前に急遽厚手のセーターを荷物に追加したよ。
和やかに賑やかに車は走る、のですが、奈良よりかなり手前でナビ子さんが「この出口で高速降りろ」という、あれマジで?ここから下道?まだ三重県じゃないの?
会場に行く前にホテルにチェックインしておこうとしてたのですがそのホテルへの道が凄かったのね、月ヶ瀬を抜けて、大型車進入禁止の看板の立っている一車線の細山道をうねうねと、ガードレールも無い道の真横は結構な断崖です、え、これ対向車来たらどうするの?祈るしかないの?猫一匹で通行止めくらいましたよ?いろんな意味でスリリングないつ果てるともしれないうねうね道を一行は進む。だってそれしか道が無いんだもの。そしてナビ子さんが指示するんだもの。
月ヶ瀬でトイレ休憩。まだこの時点ではこの後の恐怖の山道を知らない。
要するにホテルに行くのに一山山越えをしなきゃならなかったんだな。あとホテルそのものが「レイク・フォレスト・リゾート」、泉と森に囲まれた山の上のホテルだったんだな。静かに眠るブルーシャトー。
やっと複車線の道に出てホッと気を緩めた瞬間、車に酔って気持ち悪い。わしわし途中から横になって運搬される。
山の上のゴルフ場の奥にそびえるリゾートホテルにチェックイン済ませて、平城宮への旅は続きます。
道沿いにご飯屋さんが一切なくてう〜んって頃に「お食事処」の看板、でも駐車場は凄い車だよ、通り過ぎちゃったし奈良市内まで我慢する?とか言ってたらA女史「いや、ここにしましょう!だってお腹すいたもん!車戻して!」と鶴の一声、「だってね、奈良市内に着く頃はお店の休憩時間にかかっちゃうじゃない?」(この時点で2時近く)という論理的な意見も付加され、なるほどそうですね、車Uターンしてお食事処・里へ。
松茸うどん推し。
結構なお庭で。
皆様が松茸うどんを召し上がる中、わしわしは車酔いが酷いので薄茶とわらび餅で軽く済ませる。
松茸うどんは松茸てんこ盛りで美味しかったそうです。A女史、GJ。
おおざっぱな地図だがほぼこの通り。
後からわかったところによるとこのお食事処、忍辱山円成寺という古刹の休憩所だったのだな。駐車場の車はお寺さん参りの人たちのものだったらしい。
ホトトギス咲いていた。
ええお庭眺めてええ空気吸って美味しいもん頂いて、急速チャージ完了、お車は一本道をひたすら走ります。
山道が終わったなと思ったらいきなり市街地です、なにこののりしろの無い町。そして市街地に入ると鹿です。車酔いのわしわし鹿見て元気取り戻す。
そしてようやく、平城宮跡着。
ホール公演とかデパート屋上とかは行ってたけど野外の維新派久しぶり!もしかすると野外は『南風』以来かしら。南港の頃はわりと観に行けたのよね、『虹市』と『ノスタルジア』は行ったな、そーいやあの時どっちかおーしまと一緒だったな。
あの頃はまだ屋台も村まで発展してなかったと思う、いつからこんな村進化したの?
祭壇。
秋の雲。
生駒山と夕景。
雲が無ければ入り日や十三夜の月が綺麗に見えたはずなのでちょっと惜しい、でもそれもまた良しが野外の醍醐味。
んで関係者総動員の日だったんでもう同窓会の雰囲気ですよ、私はそれぞれ会ってるけどこことここは20年ぶりとか25年ぶりとか、でも「顔見た時は懐かしい!って思ったけど話してると全然変わってなくて最初の懐かしい!っていう感じがすぐ消えたわ」、そうなの話すとすぐ昔に戻るの、何年も会ってなかったなんて夢みたいね。
観劇中は客席の構造上膝の裏側から風が吹き上げてきますので、膝から下の防寒が特に肝心です。長めのレッグウォーマーとかロングブーツとか巻きスカート式の長い膝掛けとかあるといいんじゃないかな。
屋台村もプレオープン。
商売っ気の無い店主の店で隣合わせたおいさんに奢ってもらったり。「こちらのお姉さん達に1杯」てやつですね。
モンゴルパンが意外にボリューミーで美味しそうです。
あとホットラム系はあったまってええよ。
本公演期間は屋台村ステージでライブやブランコサーカスもあるそうですよ。
23の日曜日は白崎さん歌うそうです。
開演が日の入に合わせたのかな、17時15分と早いので、割と楽勝で公共交通機関で日帰り可能な感じですね。
この後も一行は各種珍道中っぷりを余すことなく発揮して(なぜ?)、山の上のリゾートホテルに戻る頃は1時を回っていました。フロントの人がどこにも(控室にも)いなくて超焦った。
起きたら窓の外はゴルファーでいっぱい。一生見ない景色だな、これ。