2009年3月19日木曜日

笑ったりもしてた

容れものがない両手で受ける、指先からこぼれ落ちるダークネス、そりゃ暗い、しんどい春の佳境


 


つかれた、しんどいと言いながらあと2週間もすれば4月、月が変わればもしかして気も変わるんじゃなかろかに期待してかわしながらゆく、おうちに帰りたくないよう病発病中、夜の夜中いつまでもチャリでコンビニまわったりしてる春休みの中学生みたいな


 


つかれた、何度シミュレーションしてもケンカ腰になる、いかん、それは間違っている正しい反応ではない、虚勢を張るから勢いケンカ腰になるんだ、どうしたらいいのかわからない


 


わからんことばかりでしょんぼりしている、済んだことは済まないこと


 


あーもこーも、「信頼感がない」という言葉で総括され得る気がする、その後ずっと頭についてまわっている、女の人はこわい、寸鉄人を刺す、本質を言い当ててしまう、本名を知られると魔力を失う悪魔の名前を言い当てるのも小娘だった民話の中の


 


モクレンの花とか咲いてた、枝が膨らんでるとは思ってた、いつのまにか準備してた


 


息切らして踏み台昇降運動、汗かくには外はまだ寒い、医者の冗談に息切らしながら笑う、恢復すると決めている、ただ今は疲れるばかり、が断じて恢復する。


 


総じて、どうにも疲れる、疲れた、笑ったりもしてた。


 



2009年3月10日火曜日

まよいつまどいつ

公演準備中はやっぱり「やるべきことリスト」ってものすごく必要で。


ケータイのカレンダー機能やリマインダー機能も少し使ったけど、あたしやっぱり紙ベースが一番しっくりきた。試行錯誤する間もなかったってこともあるけど。


普段キーホルダーは使わないから、かばんの金具のとこに伸縮リール(100均製)つないで、それに無印の単語帳(150円くらい)つけて。ペンはかばんに常備して。


無印の単語帳ってのがちょっと変わってて使いやすかった。


無印の単語帳


透明プラカバーが5cm×5cm、中の用紙は4.5cm×4.5cmの正方形。CFメモリーくらいの大きさかしら。


無印の単語帳2


色別のインデックスが3つプリセットされてる。


あたしの使い方だと、透明カバーのすぐ下(パッと見て文字が読める)のメモが「今日中にやること」、青インデックスは「週末までにやること」、赤は「土日に片付けること」、黄色は「忘れないでね」くらいの緊急度で…


用が済んだものは捨てていく。あたしの場合はびんぼくさく裏返して裏面も利用。


単語帳なので緊急度が変更になったときにリング外して入れ替えられるのがよかったな。


テクノロジカルなツールは身の回りにいっぱいあれども、ここに行きつく。


 



 


「迷光」は光学用語。stray light の訳語。レンズフレアの別名。


死んだ父さんと母さんが出てくるわけ。「フレア」には「ゴースト」がつきものだから。


 



 


いつも涼しい顔してたいしいつも平気な人になりたいし、水のようにさーらさら淡い交わりで満足する君子様になりたいけど、理想は遠い、遠いわ。


毛布が手放せないライナスのよーに執着する。いつも諦められない。勢いあまって極端な衝動に走る。バカじゃん。


傍から見たら、どうでもよい、ほんのささいなことで泣いて、ほんのつまらないことで一日うかれて、まあ、賑やかなバカっぷりで、賑やかなバカっぷりを日々自らしたためて、そのようにして続いていく。そのようにしてでも続いて・生きて・いたいと思うようになった。


 


好きは好き、嫌いは嫌い。嫌いも好き。好きは大好き。


 


今年の夏の公演には出演しないこと、今年は王者舘辞めないこと、そのふたつ決めたら少し気楽になった。


こんな「あたりまえ」の結論も簡単に出せないくらいひよひよのぐらぐらなんすね。と今わかる。



2009年3月8日日曜日

迷光

「どの石の上にのぼつてみても、まだ私の腹は冷めたい。」


そんな一節が三好達治の詩にあったなあ。春です。蜥蜴の心情を詠んだ詩だったと思う。変温動物だから春先はまだ腹が冷たいんだな。理屈だ。


あたたかくなったのにまだわたしの手もつめたい。変温か。


 


 


生活にせよ舞台にせよ、みな次へ次へ動き出しているというに、あたしまだ動けずにいる。


もとより精力的にごいごい進むタイプではない。復調へのメンテ中だし。でも焦る。


次はどこ行きたいの。何したいの。誰とやりたいの。見えんね。


エンゲキなんかキライです。じゃあ何やりたい?


 


感じることや思うことはできるけど、考えることができない。でも決めなきゃいけない。


そんなときにはコインを投げる。10円玉3枚あればいいのです。理屈は後からついてこい。


とどまる。前進もしない。辞めもしない。ここに落ち着く。どうやら今はそれがよいようです。コインのお告げ。


 


久しぶりに夢見た。夢なら簡単。



2009年3月3日火曜日

三度目は武装してうつくしく無関心

あ、しまったローソンで「伊賀まんじゅう」売ってたのに買うの忘れてた…


おひなさまであった。晩は蛤吸いにした。


こどもの頃は「菱餅」に憧れました。色と形とおひなさまの日限定というところがハートを掴んだのでしょう。餅風情が。


 


雪も降ったようで、通勤路には桜も(ヒガンザクラとかかな、早咲きの品種の)咲き始めて、季節のクロスフェード。


お米が切れて、半年ぶりくらいに玄米にした。ずっと「胚芽精米」とか「七分づき」とか微妙に真っ白じゃないお米食べてた。


玄米や全粒粉は花粉症やら鬱脳やらによいと聞くので、春はくろっぽいもの食べる機会を増やしてるな。気休めかもだけど。


 


フィルムの写真できてる旨を聞いたのでハト坊に連絡。


「今日見に行っていい?」「駄目」「都合悪いん?」「めちゃくちゃ忙しくてその上めちゃくちゃ機嫌悪い」あははは、そりゃ駄目だ。


「めちゃくちゃ機嫌悪い」って言えるあたり、ハト坊も大人になったなーってしみじみ思っちゃう。昔だったらぶあいそにぶんむくれてそんで八つ当たりだったもんね。


日を改めて写真見せてもらう約束する。


先週天野さんが「俺山崎に悪いことやっちゃって…」と言うので、何したんか訊いたら、「山崎の目の前で、ハトリの写真すごく良い良いってずっと言ってた…」


ああ…。


のりちゃんには悪いけど、写真の意味っていうか解釈が違うからねえ…「記録」と「作品」みたいな…


で、のりちゃんがどうのっていうんじゃなくて、やっぱり、やっぱりハト坊の写真っていいって思ったよ。画面の緊張感かなあ。冴えてて。古文書みたいに粛然としている。


フィルム写真、楽しみ。


 



 


去年ひこにゃんストラップもらったから黒幕さんにひこにゃんグッズお返し。


川崎在住でイムコウんちにほど近いあたりにお住まいなんだけど、スズナリへはチャリで来る。


ほんで「シモキタなら近いすよ」とかってさらっと言う。そうだっけ?と一瞬思うが、井村家へ向かう電車の中で「近くねえーっ」と確認する。筋金入りのチャリダーめ。


 


チャリに乗ったひこにゃん見たいなあ。


 


チャリつながり。来月からうちの前の道路が駐輪禁止になる。ものすごく困る。


 



 


名タイ編集部刊行の『名古屋情熱時代』をチラ見するつもりで本屋入店、


よしながふみ『大奥』最新刊買うてもうた。男大奥完成。五代将軍綱吉登場まで。


 



 


はるはうむ。春は倦む、春は膿む、春は生む。


 


だいじょうぶ?


(お前が言うな)(武装して無関心で