金曜、小雨の中、渋谷青い部屋へ。
青い部屋といえば、月イチくらいでサエキさんがフレンチ・ナイトやってたなあ、今月もあるのかな、とサエキけんぞう公式を見る。
んで先週末に今池でアコースティックなライヴをやってたことを知り、その知るタイミングがなんかすっごく悔しい。
悔しいので「みるく2030」とか「フェラチオ娘」とかサエキさんの歌聴いてから家を出る、このエロバカ選曲はあとから思えばこの夜の伏線。でもないか。
市電うどんで共演した人が主催するクラブイベントで池田・ゆきこ・元木が踊るってことで…イケリョウが自作の振付で踊るのまだ見たことなかったし、観に行ってきた。
開場より少し早く着いてしまい、コンビニで時間を潰す。
隣にうろんな動きをするジャージの男がいるなあと思ったらイケリョウだった。パーマとれてた。前髪伸びてた。
オープニングアクトは東京サーカスによる緩めの大道芸的なだしもの。
二番手に雪&水ダンス。アップテンポなペアの踊り。ライトフレアで使った振りも、作ったけど使わなかった振りも混ぜ込み。
後半タンゴのかなり速く激しい踊り、それだと元木さんのブレが少し目についた。エリアゾーン(words by ふみこ)が狭くて大きく踏み出せないせいかもしんない。
あと、バンド演奏、演奏のみで1時間弱、さらにボーカルが加わって30分くらい。ここがえらく長く感じたなー。
で一人アングラ寸劇があって、女剣劇ダンスがあって、アコースティックでエコでロハスなバンドの焼畑演奏があって、再び雪&水ダンス(イケリョウ振付)とイケリョウのソロがあって、
ストリップがあって、それから最初にやってた東京サーカスが再びノリノリで緩めの大道芸的なものを披露してちんこ出して踊って終了。
打ち上げで同席したおかまのよしこちゃんのお友達の感想、「今日はちんちんもまんまんもいっぱい見ちゃった」、そんなイベントでした。
歓楽通りですから。
戸川昌子女史、顔を覆って大はしゃぎ。
大女優ひよ来るかなと思ってたら、「月末と間違えてた!」とかで来れず。
大介さん来てた。イベント終了後の会場で微妙に世間話。
渋谷なら始発までなんとかできるだろって無計画な若者のように無計画に来たので宿なし。
話したかったので打ち上げに参加させてもらう。
打ち上げ一次会の乾杯前にすでに全裸のヤツがいる、そんな打ち上げ。そして飲むほどむしろ真面目な話になっていく。パンツ一丁で。
さて…東京くんだりまで来て、パン一できんたまはみ出させてる男に真顔で「あなたは絶対東京サーカスに入るべきです!一緒にやりましょう!」って熱くしつこく口説かれるはめになるとは。
ゆきこ元木イケリョウにやたら面白がられる。
東京は怖いとこだよう。サーカス団長にさらわれるよう。
イケリョウ「ああもう、この光景ビデオに撮って王者の忘年会でみせたい!ふみこさんとか絶対『カシワが!カシワが!』って大ウケしますよ」と。
あ、あたしも聞こえた、ふみちゃんの「カシワが!」っていう笑い声が。
なんかね、イベントの出し物のとき見物人参加で指名されて輪投げやったんだけど、その時の真摯さが団長の琴線に触れたんだって。
そりゃふみちゃんやえみちゃんほどじゃないにしろ、大道芸好きの端くれとして出し物への協力要請があったら本域でやらしていただきますよ。
あとは絶対何かやるべき人だとか瞳がいいとかいろいろ言うてきはる。
そう、「何かやるべき人」ね。「既に何かやっている人」には見えないんだ、そうか。あたしまだまだ全然っすね。
そして「今、この時代」を自分たちで面白くしたいとか、国内オンリーじゃなくてグローバルに発信すべきだとか(実際、東京サーカスでアメリカ横断してるそうな)、
ニューヨークの芸術事情とかダンスの魅力とかを熱く真剣に啓蒙的に語ってくれはりました、パン一で、時には全裸で。
でも東京サーカス、やってることは緩めの大道芸とちんこ露出。とDJ。いったいあたしに何をしろと。
「一緒に、脱ぎましょう」
堪忍してください。
モデルのべっぴんなおねーちゃんにはセクシャルなハラスメント、雪水池ダンスチームには「表現者として」啓蒙、あたしには勧誘。
と、いちおう使い分けてるっていうか、のべつまくなしに勧誘してるわけじゃないんだよなあ、でいったいあたしに何をしろと。
雪&水「カシワさん、行っちゃうんですか…?」
人生大逆転的にそれもありかもしんない、こんな何時間も口説かれるの滅多にないことだし、団長がNY在住でDJのぶさんが東京在で、もう一人誰かがヨーロッパか東南アジアに駐在したら東京サーカスの地球規模トライアングルになっていいじゃん。
で何するか全然わかんないけど。
ええっとね、打ち上げではゆきこさんがすっごい人気でした。
なぜか「雪港」が「宇宙さん」となって覚えられ、その余波で水元は「地球さん」と呼ばれる。
宇宙さんと地球さん。でかいな、規模が。グローバルどころじゃない。
そして超人気者のゆきこさん、それを知ってか知らずか居酒屋で無防備に眠る。男性陣がこぞって写メ大会。あたしも撮った。
「おれ宇宙の写メ20枚以上撮った、毎晩寝る前にこれ見て寝るんだ」
大人気。
こういうときに手売りチケットがあれば売れるんだろなー。
そんなうちの宇宙&地球、来週末のイベントにも誘われて急遽出演が決まったそうです。
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東京サーカスナイト
2009年06月14日(日) 16:00~22:30
DOOR.2500yen /ADV.2000yen (d別)
渋谷チェルシーホテル http://www.chelseahotel.jp/し
詳細は 東京サーカス http://www.tokyocircus.jp/
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団長に名古屋から観にきてくださいと誘われる。出演の誘いじゃないあたり、冷静。
おげれつな話題がすさまじく多い打ち上げでしたが、その中でただ一つだけ、
よしこちゃんが何気に使った「子種汁」っていう言葉が記憶に残りました。
文脈上ただの「子種」でいいと思うんだけど、更に「汁」。リキッド感というかゾル状感っていうか、質感倍増。
早朝解散。
新宿駅、アルタ横の喫茶店でイケリョウと長話。早朝がふつうに「朝」になるくらいまで。
ツーカーで意思が通じる相手じゃないなら、とにかく機会があれば話しておかにゃあ。
夢十夜への意気込みとか、ライトフレア再演の進捗状況とか、あれこれ。ただの愚痴や陰口(このへんは柏が一方的に話すだけ)もあり。
スティーヴ・ライヒの話になって、"Different Trains"薦められる、Ken Ikedaの"444"と"Hydantol"お返しに薦める。
家帰ったらさっそく曲送られてきた。
あー、これを無闇にポジティヴにした感じのがナイマンの"MGV"だなー、と思う。
テーマがかたや「戦争」で、かたや「超高速鉄道開通祝い」だものなあ、そら無闇にポジティヴなわけか。