2021年10月24日日曜日

立体

見慣れない座標系に戸惑い、扱い慣れないサーフェスデータやファイル形式にあたふたし、ハングアップ&クラッシュに泣き、完成したビル群のビューをぐるぐる回転して目を回しながら、なんとかかんとかそれっぽい立体地図作ったよ。
地形だけなら地理院地図3Dで一瞬で作れるのだけど、ビルを表現したかったのでArcGISメインで作成したよ。ビル表現もBlenderGISとOSMで一瞬よ、って話だったので家のPCで試してみたけど登録者の地域差なのか建築物が疎なので(基盤地図情報に未記載の最新の建築物がある一方であるはずの建物が無い)、基盤地図情報のDEM(数値標高モデル)とJAXAの公開してるALOSのDSM(数値地表モデル)の高さの差分を基盤地図情報の建築物Polygonに付与して立ち上げたよ、分解能の差のせいか矛盾した数値が稀にあるのは手入力で補正したり、一瞬でとはいかない。
あと出力すると透過表現等が無視されてベタ塗りになったりするので(ArcGIS Desktopの性能限界なのか、会社のPCのGPUがアレなのかわからん)そのへんにもちょっと手こずる。

そんなこんなして、現在は民間人の立ち入りが厳しく制限されている地域の丘の上から海をミハルカス画のシミュレーションができた時はちょっと自画自賛した。よくやったよワタシ。海はいいなあ!眺め最高かよ!

調べたり弄ったりしているうちに自宅でも3DをやりたくなってCPUとGPU強化したよ。BlenderもQGISも「こんな高機能&多機能なものがフリーソフトで…」って感動するよ。多機能すぎて使いこなせる気はしないけどそんな些細なことは問題ではない。世界的半導体不足による高騰もキニシナイ、嘘、お財布みながら半額セールのでら安いCPU&GPUです。はじめてのAMD Ryzenですよ。
これでPlateau都市モデルも家で弄れるようになる、はずですよ、たぶん。

2021年10月10日日曜日

10ガツ

水管橋崩落のニュース映像を見ながら、和歌山市の水道は前にも漏水断水騒ぎがあったよなあ…と思い出していた、この記事だ、1年半前か。https://news.yahoo.co.jp/byline/hashimotojunji/20200122-00159814
取水から配水までの至るところが老朽化してるんだよ、もう、大変。正確な図面も無いのかもしんないな。そして何よりお金がないのかもしんない。基幹インフラなのに、なんたるちあ。
水道民営化ってどうなんだろうな。こういうことには、有効ではないか。民間も手を出さない魔境で万が一やれてもどえらい水道代になっちゃうやつかな。


Project Plateau発足以来都市系も3Dモデル界隈がにわかに活発になってきた、気がします。
うちのPCのスペックでは心もとないので、昼休みに会社のPCのArcGISやQGISで表示させてぐりぐり動かす、一瞬で酔う、わしわし3D無理かもしんない。都市は酔うのでJAXAが公開しているALOSデータを、くもじいの気分で見てみよう的なことをしながらデータに慣れておく。

ということをやってたら仕事で3Dモデル作成のお話きました、無駄知識は身につけておくもんだな。

地形3Dをやってると2年前の防衛省のやらかしを思い出す、イージス・アショアの配備地を決定するのに必要な仰角計算を「Google Earthに定規で線を引いて角度を測ってた」と判明したしちゃったやつ、https://www.google.co.jp/amp/s/www.asahi.com/amp/articles/ASM6864RMM68UBUB004.html
地理院地図も国土数値情報もJAXAの観測データもあるのになぜGoogle Earthを…というか定規で線って、とあまりのアナログ手法にひざカックンになったやつ。
DX推進をやらなきゃという原動力にはなったかもしれない。

立体地形図を表示する際、z値を強調しないとすごくのっぺりするので意外だなあって思う。人間の目線とは違うんだな。


金木犀フレグランスが流行りのようです。
とても好きな香りですが昭和の人間には「トイレの芳香剤」の印象が色濃い。
なんなら家の外に汲み取り式便所小屋があった時代に必ず隣に植えられていた金木犀の大樹を思い浮かべさえする。
そのような先入観なしに楽しめる人をよろしいなと思います。しかし煙突のある便所の風情というものも捨てがたい。