2019年5月22日水曜日

用語

今回は毎日の小屋入りに「着到」という聞きなれない言葉を使う。出欠状況が一目でわかる「着到板」もある。
二字熟語の漢字がひっくり返ってもほぼ同じ意味の熟語になることはままあるので(平和と和平とか弾着と着弾とか)、着到と到着もそんな感じの熟語なんだろうと漠然と思っていた。
ちょっと調べる余裕ができたので確認したところ、意味的には「到着」と同じに使われるんだけど、特に歌舞伎とかの和物で「座頭の俳優が楽屋入りしたことを知らせる合図の囃子」のことを指す言葉だそうで。はああ、和物由来でしたか。

舞台の慣習は和物から連綿と続いているのが多いですね、今でも寸法は尺貫法だし履物は雪駄だし神棚あるし、でもキューは「Go」なのよね、むかしはなんて言ってたのかなあ。

お能だとシテ方が自分で「おまーく」って幕上げのキュー出しますね。なんか他の芸事でもあるんだろうな、それぞれの合図が。

折り返し

うーん。
寝不足とカフェインの摂り過ぎで絶不調だすよ。
眠だるいから覚醒するために昼間カフェイン飲料(西友のみなさまのお墨付きエナジードリンク)を飲む、夜明け前に胸痛で目覚める、寝不足になる、眠だるいからカフェイン飲む、もう無限の悪循環。いや因果関係に思い当たってからエナジードリンク断ちしましたけどね。コーヒーは飲むけど過剰なカフェイン摂取はやめましたよ。体質とか体調とかいろいろ省みて。じわじわ回復を待ちます。


どうぶつをもふもふすると交感神経の活性を抑制することができるのです。カフェイン摂り過ぎでしんどい時はわんこにゃんこを撫でくりまわすのが効くのです。
マリちゃん
コロちゃん


普段の公演だといわゆる「客出し」って慣習があって、
公演直後に客席出入口とか劇場玄関とかで出演者が並んでお客さんのお見送りをして、その場で見知った顔やはじめての方から直接感想を聞くこともあるんですけど。
今回はメイクや衣裳のままロビーに出るのは厳禁とのことなんで当然お見送りもなく、直接感想を聞く機会がないのね。
SNSですごくざっくり「初めて観て驚きました」「技術に感動しました」という有難いお言葉を目にしてはいる。もう少し突っ込んだ感想を聞きたく思うんだけど、お客さん交えた本番後の飲み会とか、メイク落として着替えてちょいちょい本番後の始末をして楽屋の整頓して会場につく頃にはだいたい席が空いてない。ので顔だけ見てすごすごと帰るのを繰り返している。初台には広い飲み屋さんが無いんだなと知る。
勝手が違うね。なにかと。


いよいよ後半戦ですね。

ゲネではランタイム2時間20分だった今作も回を重ねて2時間11分まで濃縮されました。ゲネの後はテンポを整えるためのセリフカットが2行程度あったくらいなので、もうひたすら全体のリズムやらテンポやらが良くなった結果の時間短縮です。すげーね。

2019年5月17日金曜日

新しい国の劇場とは

「新国立劇場」の「新」は当然「劇場」に掛かってて
「国立劇場」に対する「新・国立劇場」な訳だけど
「国」に掛かってたら革命予言だな
「新国立・劇場」新しい国の劇場かって

とかなんとかたわけた言葉遊びを思う3日目、皆が泣くあるシーンをモニタで観てたらシーン終わりで鳥肌が立った(比喩ではない)、芝居や音楽で鳥肌立てるのかなり久しぶりの経験だなあ。
と魅入られながらスタンバイした直後、自分の出であからさまな失敗をする。
初日・2日目もちょいちょい失敗はしてるけどお客さんからは分からないやつだった(影声を舞台ソデじゃなくセット最奥裏から言っちゃうとか)、今回は誰の耳にも明らかに「失敗したな」とわかるやつ。終演後、観にきてた大島に「失敗しとったねー、動揺が伝わっとったよ」と嬉しそーに指摘される。ちっ。
まだお他所のシーンにみとれてるバアイじゃないのです。精進せにゃ。

ロングランだからまだまだリカバリのチャンスがあるのです!ありがたいことに!
昆虫ちゃん


あとね
舞監さんのキュー出しの「Standby,Go」の声がものすごくカッコよくて毎回しびれるのです。

総火演で「だんちゃーく、今」に萌えるミリオタが多いのもわかった気がするよ。ちょっと違う?

2019年5月15日水曜日

Right and Left,Now

新国立劇場とわたくしっつうと
2001年の秋にテアトロ・デュ・ソレイユの来日公演『堤防の上の鼓手』を観たなっていう思い出くらいですか、
母国フランスでの上演とまったく同じ上演環境を再現するために「仕込み3週間」というのが当時たいそう話題になりました。
そしてあれはちょうどニューヨークで同時多発テロがあった1週間後の観劇でした。
王者舘はコンデンスの公演期間中でした。

そんな18年前の観劇以来縁のない場所でしたがなんか気がついたら王者舘が公演してますよ、気がついたら初日ですよ、楽屋に至るまでのあちこちに「本日初日」の文字があって目をこすりますよ、えっ初日って初日?マジ初日?
マジすよ。

なんだか色々ある、あざなえる縄の如きもの、禍福も吉凶も表も裏もアリもナシも、めまぐるしく色々ある。人間の思惑のままのこともある、思いもよらないこともある。





遠からんものは音に聞け、
近くば寄って目にも見よ、

立ちあえるものすべて居合わすべき出来事が今ここにある。

2019年5月10日金曜日

或いはドリフの盆回しフェイズ

東京滞在もひと月となりまして、つまり折り返しを過ぎています
あとはもう
序破急で言えば破と急を残すのみって感じですよ、いやそこが肝心なんだけどさ
長い序であったことよ

そいやこないだしげちゃんの個展みに池ノ上のギャラリー行ってきた、その途中の雑貨屋?ギャラリー?の店頭に薪能のチラシ置いてあって、ほう、野外で道成寺とは珍しいなとよく見たら観世喜之師の名前が目に入って、しげしげチラシ見てたらご店主が出てきて「お能に興味がありますか?私もここで習っているんですよ」「九皐会ですか」「ええまあ」「九皐会が好きで以前観に通ってましたよ」とかなんとかお話しした、なんだかなつかしい日々のことである。

どうぞ観に来てくださいと言われた薪能は甲府の武田神社、しかも5月25日とあってはもうぜったい観に行けないやつであるが(こっちも本番中)、チラシは頂いてきました。


さあ1001初日は来週に迫っていますよ

2019年5月7日火曜日

そんな感じ

生活時間がだいぶずれ込んできてますね。
二度寝が怖いので何段階も目覚ましをセットする…
わかりやすく最終アラームに「ギリギリ」と名付けたら
ギリギリ、毎日

…イヤな感じになったな

…80年代くらいのアイドル歌手の歌詞に出てきそうな雰囲気もあるな。ギリギリ、毎日。


2019年5月6日月曜日

シルバーレクリエーション

日曜日
宿舎そばの小学校では校舎が開放されているようで、高齢者向けのレクリエーションサークルらしき団体さんが活動をされていますが
今日ふと覗いたらレクリエーション内容が「吹き矢」でした
わりとビックリした
まあ、全身運動だし、持病あったり関節とかいわしてても負荷はそんなにかからなさそうだし、特に肺とか横隔膜まわりの鍛錬になりそうだし、お年寄り向けではあるかもしれない。

寝たきりのおばあちゃんが凄腕の吹き矢スナイパーだったら怖いな


2019年5月5日日曜日

でんしんばしら

東京杉並区の電信柱(N柱)の柱種標の埋め込み位置
たっけーなー
カーブミラーより高いとこにあるんですね

みたとこNCポールが圧倒的シェアっぽい

東海地方だと東海ポールと大日ポールがほとんどだけどね

2019年5月4日土曜日

改元つき5月

生活をしに来たわけではありません、とは言え「生活」部分にいくばくかの潤いや安らぎがあった方がいいのは確かです、長期滞在。
稽古場近くにご年配のマダームが個人でやっている喫茶店を見つけたので早くに宿舎を出て寄ってみた、明るい店内さわやかな緑道、全席喫煙可、猫好き、モーニングセット11時まで、もう理想的喫茶店。日参したい。できるかな。

喫茶店に行くくらいの余裕ができた…とも言えるしそういうプチな楽しみがないと腐っていく状態とも言える、まあ、落ち着くところがないですからね、いろんな意味でね。

裁縫でも掃除でも芝居でもやることなすこと裏目にでるときってある、「今日はそういう日なんだ」と思ってもう動かないようにする。そういう時はどんどん卑屈になっていくので「他の人はそういうことないんだろうなあ、『裏目に出るもなにもそもそもなんでやろうと思ったんですか』とかそんな感じなんだろうなあ」と勝手に脳内他人に見下されてより落ち込む。どうせいらんことしいだわ。

細々した買い出しで何回か下北沢行ったよ、
「また駅の状況がかわったよ」「もうどこがどうなったか全然わからないよ」といろいろ噂には聞いていたが、ありゃこりゃわからんねー。
なにげに今までの足取りで小田急改札をくぐってしまいそうだわ、ピーコックの位置から自分の所在地を確認する。

以前、電柱・電信柱に関する基礎情報を読んでいたら「柱種標の位置は地上高2~2.5mの高さ」と記載されていて「高すぎね?1.5mくらいのとこにあることね?」と思ったのであるが。
名古屋あたりはだいたい歩行者の目線の高さに埋め込まれているのに対して、東京の柱種標って高いとこにあるのね!なんの違いなんだろう?
NCポール
バケット車を停めておけなさそうなほっそい道が多いからいちいち登るんだろうなあ、大変だなあ。名古屋市は道が広くてその点は便利ですよやっぱり。

2019年4月26日金曜日

れーわすげーわ

ちょっと作業に目処が立ったというか目鼻がついた感じだよ。
ふー
結局徹夜しないとまとまりのいいとこまで進まないんだな。

大島の新刊が出てあちこちで著者インタビューみたいなの載ってた、その記事で『妹背山婦女庭訓』15年ぶりの通し狂言上演があるのを知った。
通し狂言なんてそんなみる機会ないから見てみたい、が、ちょうど東京にいるんですけど見事に日程丸被りでやんの。

国立劇場の妹背山婦女庭訓特設ページに大島の顔写真とか特別対談とか載ってて、そんでかたや新国立劇場は天野天街で、なんかすごい笑えるっていうかなんっていうか。令和元年すげー幕開け。
昭和の頃にタイムスリップした人が「あんたたち次の次の元号になったら2人揃って国立の劇場の看板飾るよ」って言っても本人たちがまず信じなさそう。

新元号の審議会だかなんだかのあれ、有識者メンバーの中に林真理子入ってるの見て「あ、身近なメンツの中で新元号審議会に一番近いのは大島か?」と思った、直木賞かすった女流作家、いっそ大島には新元号審議より考案の方をやらせてみたい、鶏の脚が4本あるって言い張ったあのセンスでひとつ。

カイゲンあったら飲みたいシュッポ、

改元記念のテレビ番組とかあるんだろうな、出先なんで視聴も録画も難しいかも、なんかめぼしいのあったら撮っといてください。

2019年4月23日火曜日

アトミックのおぼん

ミシンの糸巻きをふと上から見たら
原子力な感じだった。

2019年4月20日土曜日

4月下旬

自分の身体は自分のものでしょうか
それとも自分自身でしょうか

と、朝焼け見ながらどうでもいいこと考え始める4月、なんか急に暑くなった。

切って捨てることもできないし確かに自分自身なんだろうよとも思い、それにしちゃ自分の考えるとおりに動いてくれないじゃないですかと嘆息する、いや自分自身が自分の思い通りであったことがあるろうか、泣きたくないのに泣いたり平静でいたいのに腹立ったり、精神だって自分の思い通りにはならないのです。

精神だって身体である


寝不足は、環境が変わったからとか忙しいからとかだけじゃなくて、超小心者なので寝過ごしたかと思って明け方に飛び起きるから。なんかくやしい。

2019年4月19日金曜日

もふもふ

本日の癒し。
忘れた買い物をしにひょっと宿舎を出て、宵闇にコロちゃんと出会う。会えたねー。
ご近所のおばあちゃんや犬猫や空き缶や草木に無意識に話しかけるおばちゃんなので、「あなたがコロちゃんですかー」と声をかけるとコロちゃんはニャアーンとかなんとか言いながら近寄ってきてすりすり、団子尻尾をぴこぴこ動かしながら右に左に体をすりつけるのでこっちも遠慮なくなでなでさせてもらった。おばあちゃんの話とおり全身真っ黒な黒猫ちゃんであった。
遺伝的に黒猫は甘えん坊っていうね。そうかもしんないな。

東京物件を検索すると、「猫付きシェアハウス」とか「猫が飼えるシェアハウス」とかあって東京すげーって思う。昭和はアパート全体で飼ってるような状態の猫なんかふつーにいたけどね、家々で別の名前で呼ばれてたりしてね。外飼いの時代だったから。

猫は天下の回りものだったよね。

2019年4月18日木曜日

眠い

なんだこの眠気は

部屋に帰ってきちゃPC画面を見つめながら寝落ちし、稽古行っちゃ本読み中に猛烈な眠気に襲われる。なんでしょうね。
そこそこ寝てるつもりでも熟睡はできてないのかもしんないですね。

PC持って来なきゃもう「え?予定外の作業?パソコン持ってきてないからできません」でいろいろ回避できるのではないかと悪い考えも浮かびましたけど、やっぱり、まあ、そういうのは無理ですね。「PC持ってきてたらできたのに!」って余計ストレスになりそう。
というかむしろHDDも紙資料も「ひょっとして要るような事態になるかも」と思ったすべてのブツを持ってくるべきでした。クロネコヤマトのプチ引越便レベルで。

右肩が変だなと思って四十肩もどき上がりだったことを思い出した、喉元過ぎたので忘れてた。9月の末に発病して1月末まで痛かった、動きに制限はかからなかったのでいわゆる四十肩じゃなくて肩周囲炎とか腱板損傷とかそんなん、めんどくさいので人には四十肩ですと説明してたやつ。再発するとヤなのでちょっと右肩にチカラがかかることは避ける。年をとると「いかに怪我をしないか」になる。大事よ。

壁紙がファンシーで
稽古帰りに購入した置き時計がよく似合うこと。

あーのこーの言っても恵まれてると思いますよ。あーのこーのは言いたいの。

というわけで今日の作業も終わってないけど猛烈に眠いのでふとんに入って寝ることにします。
デスクで寝落ちすると腰と首にくるんだよ。