2022年5月16日月曜日

習いて後に学ぶ

地理空間情報と統計学をいちから学んでいるよ。
仕事で実際にやってるやつだからむしろ100点満点取れなかったらヤバいんじゃないかと思うよ。
でも現場で習得してきたことは理論とか知らんしあらためて歴史的な流れなんかの予備的知識から教えてもらうのは面白い。業務では使わないRやPythonを教えてもらうのも面白い。
そして高校レベルの数学を再習得するために初歩から数学をやるのも面白い。そこからかい。そこからよ。公式とか完全に忘れてるな。中学の数学の授業中に教科書に出て来るaとbの閉じた部分を鉛筆で塗り潰してまわったことなど突如として思い出した。教科書のあの独自のフォントの英小文字はなにか落書きしたくなるんよ。
約40年前とおんなじこと考えておんなじことしてるよ、クラクラするよ。

地理学というとニワシュウのことなど思い出したりもする、ニワシュウと縁の深かった学術誌がちょうど今年の号でニワシュウ回想録を載せていた、もう20年近いのかな、クラクラするな。
クラクラするよ。

5月ももう半ば過ぎ、目まぐるしくてクラクラするよ。

2022年5月3日火曜日

五月

物理的に溜りまくったアレコレと未受講動画と小テストを粛粛と片づけていくゴールデンウィークですの。ほぼ家の中に閉じ籠っていますの。
静岡のストレンジシード班は順調でしょうか。
ーんとうーんと、
北緯:34度58分51.5秒、東経:138度23分09.1秒、標高:22.24m
西暦2022年5月3日の日の入り:18時34分02秒、方位角:290度(西北西)
お天気さえよければいい感じの誰そ彼時になるはずです、参加者も観光者も五月晴れの静岡のさわやか日和を堪能してください。

2022年4月12日火曜日

エンドレスタノシーワルツ

年度末は当然忙しいとして、なんだかシームレスに忙しい新年度が来ちゃったぞ。
上半期はすこしおちつくであろうという算段でいろいろ開始しちゃったからもうてんやわんやだぞ。
アドレナリンが出るぞ。セワシーワルツだぞ。

バラライカ三角ギター、ウクライナは還るのでしょうか。
愛知万博のとき、休日に母と行ってウクライナレストランで食事したっけな。ボルシチとミモザサラダ美味しかったな。あの頃は緑の革命のちょっと後で、今の前の前の前の大統領だったかが親ロシア派に毒を盛られたとかでお顔がボロボロになってて、それニュースで見て「おそロシア」とか言ってたっけな。

3月、猫をガラス越しに愛でながら食事を楽しめるギャラリーカフェでウクライナ支援特別メニュー・ボルシチを出してたので食べ行った、ちょうど金子国義展もやってたので絵見て猫見てボルシチ食べた。パンがものすごく美味しかったので慮外の喜び。きっとまた行く。

また熱出してもいいように3回目のワクチンは3連休前の金曜の午後に打った、2回目ほどは熱上がらなかった、とはいえ38.4とか通常ならめったに出さない熱を出してた。

急に暑くなった、まだ4月。焦っているので「まだ上旬、まだ上旬だよな」ってカレンダー確認する、ちょっと落ち着こうか。

2022年3月6日日曜日

NOWHERE

なあ、あった?
セカイはあった?
いっぱいあった?
くさんあった?
くさんあったさ、いくつもあったさ、いくどもあったさ、どこにもあったさ、かしこにあったさ、いっぱいあったさ、むかし、むかし、ソレは、あったと
ラエ
スニア・ヘルツェゴビ
イジェリ
フガニスタン
タンザニ
ゼルバイジャン
ジャンジャン横
鮮民主主義人民共和
ロアチ
ンゴ
カンジナビ
ラブ首長国連
ポウツマ
マト
トビ
ラビ
クシ
ンハッタン
タンゴ、越前、山城、薩
ゼラン星
仙だ
ープタウン
雲南
ナンガパルバッ
ウトウ
ナミチシ
ダガスカルう
ジュータンバクゲ
ボウホウ
ホウルマヴィー
ムガンサン
サンパウ
レーシ
キツノク
シナ
ッチモン
ニエプル低
島列
総半
トウミョウザ
タセンジュ
ジュウジ砲
ナリヤ諸
ウトウ
ヤコジ
ラッ
マガサ
プロ
リラン
ンボジ
マトノク
ッコウノタ
タアイルラン
リニダード・トバ
ートダジュー
ーマニ
メリカ合衆
なしり、エトロフ、シコタン、ハボマイ
マイセン
セントローレン
イス
スラエ
クセンブル
エー
ルキスタン
タンケー
ンバブ
チオピ
カプル
トブキチョウ
チョウ高濃度劣化ウラン元
のとき…と、

少年王者舘vol.31『シフォン』作:虎馬鯨 演出:天野天街 プロローグ



2022年2月14日月曜日

なのみの

春はナ〜ノミ〜ノ。
春はあけぼの、そして春はナノミノ。ビバ!ナノミノ。たぶんイタリア系。

真夜中に…いろいろやったり寝落ちしたり起きてまたいろいろやったり…で、真夜中にアナコンダのインストール始めたら終わらない。
真夜中の大蛇。それは危険。

一年の計とか今年の抱負とかあんまりそういう1年区切りで目標立てたり気合い入れたりしない方ですが、今年は、たまたまなんかいろんなタイミングが重なった結果お勉強の年になります。
お勉強、という。噺家が「勉強し直して参ります」とか言うようなノリです。おべんきょー。
仕事忙しいんだからそっちに専念すればいいのに、忙しいほど頭は動きたくなる、余計なことをしたくなる。いや余計じゃないか。
本格始動は春以降なので今は日本版MOOCの講座受けて予習中。MOOC。むりょうでおとくなオンラインカレッジ。違う違わない。年度末で仕事がクソ忙しいのになぜ今やるのか、それは講座も年度で閉講するとこが多いから。たぶん来年度も同じの開講するだろうけど、受けられる時に受けとこうと。

仕事。例年3月末に納期がいくつも重なって「ちょっとはバラけてくれよ!」と叫ぶ、で今年は2月納期がいくつかあって、それはそれで、「なんで2月!?そしてなんで2月は2日も祝日があるの!?」と叫んでいる。2月つらい。

コロナの猛威はあっちこっち吹き荒れて、このクソ多忙な年度末にオミクロン何してくれとんねんと思う、今のところなんとか運良くすり抜けて来ている、が、もうこうなると罹患するまで時間の問題なんじゃね?とも思う、流行初期の頃にオミクロンの重症化率はただの風邪並みって説がまことしやかに出回ったけど、2度のワクチンと手洗いアルコール消毒とマスクと時差登校テレワーク…等々のあらゆる防疫網を突破してくるその感染力において「ただの風邪」じゃねえだろ、予想不可能な動きをしてくるウイルスである以上症状その他の影響も見切ったもんじゃねえだろ、と考える。

インフルエンザ発生数 過去10年間比較グラフ(2022/2/5速報)

出典:国立感染症研究所
地を這うオレンジ色が今年のインフル発生件数。インフルエンザウイルスを駆逐する勢いの防疫っぷり。ていうか手洗い・うがい・マスクでインフルエンザってこんなにふせげたんだなーって。

2年もこんな世界にいて、慣れたかっていうとぜんぜんで、あいかわらずうっかりマスクつけ忘れて出かけそうになるしいつかきっと飲みにも行きたいし、ニューノーマル(嫌な言葉だ)に馴染めないのは歳のせいなのかしら。

2022年1月30日日曜日

スロースターターハウス5

曲げわっぱのお弁当箱が人気で見かけるたび曲げわっぱかわいいなーと思う、けど今時の汁漏れ知らずのお弁当箱に慣れきった身だとやっぱり昔ながらは怖い。
中学生くらいの頃は汁漏れ防止のお弁当箱ってオートクレーブのカストみたいにごつくて仰々しい金属製の留金がついてて、しかもそれでも漏れた。体操服に煮物汁が付くと最悪。おかーさん煮物絶対入れないで!とか文句たれる昭和の中学生あるある。
今のパッキンはぜんぜん漏れないな、何が違うのかな、シリコンゴムってやつだよな、密閉度高すぎて負圧になって職場でお弁当の蓋が開けられないこと幾多。冷めてから蓋しなさいってば。

そいやあ今突然思い出したけど、幼稚園ではオートクレーブみたいな巨大装置でお弁当温めてくれたなあ。確かアルミのお弁当箱しか使えないって言われてた。調べたら今でも使っている保育園幼稚園はあるようです。温飯器などと呼ぶらしい。
小学校に上がると給食が出るし、中学高校では温めサービスは無くなるから保育園幼稚園でしか活躍しないシロモノらしい、へえ。

台湾だと駅弁は温かいそうですね、冷えたお米を食べる文化がないとかなんとか。日本だと中学高校で冷えたお米に慣らされるんだな。でも冷えるとせっかく炊いたご飯が再β化しちゃうからな、米飯は温かいものを食べるというのは消化の面で理にかなってるよな、特に成長期の子供にはな。

曲げわっぱへの憧れ的なものは憧れのままとして、うちに昭和な食器がちょっとずつ増えていっている。コロナ禍前の骨董市とか、リサイクルショップとか、雑貨屋の蔵出しや廃業セールでパラパラ買ってるうちにだんだん集まってきた食器だ。
感覚の子供帰りなのかなんなのか、自分が育ってくる中で見て触れたものが落ち着くようになってきて、昭和の家の水屋にあったような食器に手が伸びる。
それで気づいたのは、昭和の食器ちっさいな、ということだ。ご飯茶碗もコーヒーカップも容量が少ない。子供の頃ご飯おかわりしょっちゅうしてたのは、育ち盛りだからってだけではなかったのか。あと「うちのお母さんは1個のティーパックで4杯お茶淹れてた」みたいな話も、このカップ容量の少なさなら余裕だな!と納得した。

昔の大量生産工程でも今となっては手間のかかる作業だったりするものもあるらしく、吹き墨、とか、ぼかし、とか、わしわし好みの柄はわりと現在生産されてない、消えてしまった技術。かえって完全手彩色みたいな高級製品は続くんだけどねえ。昭和レトロブームで脚光を浴びる、柄の板ガラスももう生産されてないんだっけ。

2022年というのは比較的すんなり腑に入ったんだけど、令和4年って聞くとなんか「え!いつの間に!4って!」って思う、毎回。今年に入って約一月経つけど、いまだに、毎回。
まあ2022だって、あれよね、「ミレニアム記念ー」とか「2000年問題で人工衛星が大量に地上に落ちてくるー」とかわしらが言ってた頃に生まれた子が大学卒業かよって思うと感慨深いよね。

今年は、今年も、年明け早々アレなアレでアレしに行った、年明け早々なのでやってるお店が少ないのは毎年のこととして、いつもと違うのは「開いてるお店少ないから持ち込みでカラオケ行こうか」とアレくんが提案して珍しい面子でカラオケ三昧したことかな、マリリン・モンロー・ノー・リターン熱唱したった、正月そうそうこの世はもうじきおしまいだ。

2021年12月27日月曜日

ハイホー

ハイホー、ハイホー、仕事が好き。
すごい歌だな。でも今の仕事は好きだ。「仕事が好き」とか言い出す人になると思わなかったし特にビジョンや希望をもって望んだ職種でもないのに、はまった。やることは多岐に及ぶので中には苦手な分野もあるけどまあそれはそれで嫌いなわけではない、得手不得手の問題。
職員を見ていると研究職に近い業種なんだなと思う。社内社外の研究発表は定期的に行われている。理工系大学との共同研究もよくある。そこで意外な名前を聞いたりもする。
好きな作業の一つに推計とか従前値の再現とかの作業がある。これが沼なこともままある。沼も含めて興味深いとは思う。今さらながら回帰分析と地理情報システムはきちんと基礎からお勉強したくなって講習だのウェビナーだのに参加するようになった。

ウェビナーの「ウェ」が気になる。ウェブのセミナーだからウェビナー。「オンライン講習」じゃあかんかったのか。ウェビナーでげすなー。

今いちばん使ってみたいのはUnity  Reflectで、目論んでいるのはデジタルツインを活用したヴァーチャル木の実の構築です。時代はメタバースでi-Reconstructionですよ。嘘だけど。

仮想現実に拡張現実に複合現実。ときどきどちらが「現実」でどちらが「現実逃避」なのかわからなくなる。どちらも現実。どちらも逃避?

また知らん間に数週間が経っていたのでクリスマスまでにシュトレン食べ切れなかった、最近のお弁当作りでは「海苔弁」ブームがきて朝から海苔を炙っている、日本住宅公団の「団地への招待」が好きすぎて語尾に「ですの」をつけて喋る、この頃はそんな感じ。

2021年10月24日日曜日

立体

見慣れない座標系に戸惑い、扱い慣れないサーフェスデータやファイル形式にあたふたし、ハングアップ&クラッシュに泣き、完成したビル群のビューをぐるぐる回転して目を回しながら、なんとかかんとかそれっぽい立体地図作ったよ。
地形だけなら地理院地図3Dで一瞬で作れるのだけど、ビルを表現したかったのでArcGISメインで作成したよ。ビル表現もBlenderGISとOSMで一瞬よ、って話だったので家のPCで試してみたけど登録者の地域差なのか建築物が疎なので(基盤地図情報に未記載の最新の建築物がある一方であるはずの建物が無い)、基盤地図情報のDEM(数値標高モデル)とJAXAの公開してるALOSのDSM(数値地表モデル)の高さの差分を基盤地図情報の建築物Polygonに付与して立ち上げたよ、分解能の差のせいか矛盾した数値が稀にあるのは手入力で補正したり、一瞬でとはいかない。
あと出力すると透過表現等が無視されてベタ塗りになったりするので(ArcGIS Desktopの性能限界なのか、会社のPCのGPUがアレなのかわからん)そのへんにもちょっと手こずる。

そんなこんなして、現在は民間人の立ち入りが厳しく制限されている地域の丘の上から海をミハルカス画のシミュレーションができた時はちょっと自画自賛した。よくやったよワタシ。海はいいなあ!眺め最高かよ!

調べたり弄ったりしているうちに自宅でも3DをやりたくなってCPUとGPU強化したよ。BlenderもQGISも「こんな高機能&多機能なものがフリーソフトで…」って感動するよ。多機能すぎて使いこなせる気はしないけどそんな些細なことは問題ではない。世界的半導体不足による高騰もキニシナイ、嘘、お財布みながら半額セールのでら安いCPU&GPUです。はじめてのAMD Ryzenですよ。
これでPlateau都市モデルも家で弄れるようになる、はずですよ、たぶん。

2021年10月10日日曜日

10ガツ

水管橋崩落のニュース映像を見ながら、和歌山市の水道は前にも漏水断水騒ぎがあったよなあ…と思い出していた、この記事だ、1年半前か。https://news.yahoo.co.jp/byline/hashimotojunji/20200122-00159814
取水から配水までの至るところが老朽化してるんだよ、もう、大変。正確な図面も無いのかもしんないな。そして何よりお金がないのかもしんない。基幹インフラなのに、なんたるちあ。
水道民営化ってどうなんだろうな。こういうことには、有効ではないか。民間も手を出さない魔境で万が一やれてもどえらい水道代になっちゃうやつかな。


Project Plateau発足以来都市系も3Dモデル界隈がにわかに活発になってきた、気がします。
うちのPCのスペックでは心もとないので、昼休みに会社のPCのArcGISやQGISで表示させてぐりぐり動かす、一瞬で酔う、わしわし3D無理かもしんない。都市は酔うのでJAXAが公開しているALOSデータを、くもじいの気分で見てみよう的なことをしながらデータに慣れておく。

ということをやってたら仕事で3Dモデル作成のお話きました、無駄知識は身につけておくもんだな。

地形3Dをやってると2年前の防衛省のやらかしを思い出す、イージス・アショアの配備地を決定するのに必要な仰角計算を「Google Earthに定規で線を引いて角度を測ってた」と判明したしちゃったやつ、https://www.google.co.jp/amp/s/www.asahi.com/amp/articles/ASM6864RMM68UBUB004.html
地理院地図も国土数値情報もJAXAの観測データもあるのになぜGoogle Earthを…というか定規で線って、とあまりのアナログ手法にひざカックンになったやつ。
DX推進をやらなきゃという原動力にはなったかもしれない。

立体地形図を表示する際、z値を強調しないとすごくのっぺりするので意外だなあって思う。人間の目線とは違うんだな。


金木犀フレグランスが流行りのようです。
とても好きな香りですが昭和の人間には「トイレの芳香剤」の印象が色濃い。
なんなら家の外に汲み取り式便所小屋があった時代に必ず隣に植えられていた金木犀の大樹を思い浮かべさえする。
そのような先入観なしに楽しめる人をよろしいなと思います。しかし煙突のある便所の風情というものも捨てがたい。

2021年9月21日火曜日

そのあと

 その後、国土地理院の配布する基盤地図情報ビューア(FGDV)でGML→shpへエクスポートすれば難なく浮動小数点標高データが取り出せるとわかってものそい徒労感だよ。なまじArcGISに国内データ変換ツールセットがあるからArcGISで完結できると思っちゃったんだよ。だまされた…わけじゃないけどだまされた感。
そしてまた一つコンバーター代わりのツールが増える。

2021年9月19日日曜日

特殊な世界の特殊な日常

コロナ対策のため在宅勤務に対応できる体制を…とのことで、何重ものセキュリティ対策の上、会社のデスクトップPCを自宅へ搬入。ノート手配してるけど年末になっちゃうから、それまでの場繋ぎだって。
職場では社内で陽性者発生した場合、該当のフロア全員PCR検査で陰性確認できるまで出社禁止という強めの感染予防対策をしているので、出社禁止期間も業務が止まらないようにってことですね。これから忙しくなるしね。

自宅は古めの建物なので部屋あたりのコンセントの数が少ないだよ、デスクトップとモニター周りのケーブルの取り回しが凄まじいことになるだよ。

台風も近づいてたので、接続テストも兼ねて週末初在宅勤務。
ファイルが3M超えるととたんに作業速度が遅くなるな。回線の問題かルーターの問題か。

地域内の高低差がわかる地図を作りたい。基盤地図情報から当該図郭の数値標高データをダウンロード→ArcGISでGMLからDEMへ変換→DEMからコンター作成(1m間隔と2m間隔の2種)
までサクサク進んで、おっアタシ優秀じゃん(実際に計算しているのはアプリケーションなわけであるが)、とかなんとか鼻歌うたってたら、そっからどうやってもポイントの標高値が取り出せず、あれなんで、そもそもDEMって点群じゃろ、ラスタにもちゃんと数値属性あるじゃろ、なんでそれが取り出せやんのん?ってEris社のヘルプみたりーの3D analystツール片っぱしから開いたりーの、小1時間もうにゃうにゃして解決せず、こんなことしてる場合じゃねえよ、とりあえずコンター属性の整数の標高値を使うことにして、後ほど再度調べたらユーザーのブログ情報で「ArcGIS BASICではラスターの浮動小数点データは扱えない」ということが判明、ああもう!BASIC以上のお高いライセンスでは扱えるらしい、ああもう!
公式のヘルプが分かりにくい(機械翻訳)のと、何かちょっと普段より踏み込んだ作業をしようとすると「BASICライセンスじゃできないのよねー」って言い出すの、この2つがなければArcGISとても好きなんだけどなあ。

ArcGIS BASICでは非対応なことが、意外とフリーソフトのQGISでできたりするのでちょっと前からQGISも使いだした。MapInfoのネイティブ形式フォーマット、.tabのインポートができるのでコンバーター代わりに重宝。GeoJSONもかな。あとGTFS_JPのルートデータの表示とか(要プラグイン)。無料なのに使える子だ。すごいねええ。いらすとやみたい。


…という作業を在宅で、家だと文机タイプのPC作業台で正座で作業になるので少しきつい、時々お姉さん座りになったり硬めのクッション敷いたり、そして家だと集中し始めるのにちょっと時間かかる、&集中し始めると止めるものがない(お昼や定時のチャイムとか)ので飲食排尿を忘れて作業に没頭してしまう、結論、わしわし在宅勤務に向いてない(知ってた)。

慣れればなんとかなるのかな。

ワクチンは2回終わったよ、飛行機見てモデルナ打ったよ、2回目の翌日39.2℃まで熱上がったよ、怖いことにカロナール飲んでこの熱だったよ、横になったままちゅーちゅー吸えるクーリッシュが美味しかったよ、もう抗体できたかなあ?
でもウィルスを運搬するペストのネズミ状態にはなりたくないので夜遊びも会食も控え続けるよ、ウィルスがうんこだとするとワクチンで悪臭を感じなくなっただけで手や足にうんこつけて他人にベタベタ触っちゃうかもしれないよ、それはいやだよ、だからあんまり生活は変わんないんだな。

まあそんな9月。

2021年8月1日日曜日

返校

コロナが流行り出して以来、映画も演劇もライブも行ってない。と思う。
上演自体が減ったり、間引き客席でチケットが取れなかったり、そもそも人の多いところに出向く気になれなかったり、理由はいろいろ、いや、理由はコロナ。

そんな折、うどん屋さんで新聞の映画評欄みて目下公開中であることを知り、センチュリーシネマ行って台湾映画『返校』観てきた。
台湾で公開された頃から日本公開を楽しみにしてて、でもその後コロナだなんだでちょっと忘れてた。台湾の白色テロを題材にしたホラーゲームが原作。
急にでっかい音が出るとかのホラー的演出は嫌いなんだけど白色テロの時代をどう描写するのかなって興味で。

で観に行って、終盤で泣き出してしまい、エッなんでホラー映画で泣いてるの、当惑と恥ずかしいのとでマスクを目の下まで引っ張り上げて隠した。

極めて私的な不平不満や妬み嫉みを国家的大義に託けて糾弾の材料にする描写って胸に刺さるんですよ。陳凱歌の『覇王別姫』の文革の場面とか、遠藤周作の『王妃マリー・アントワネット』のマルグリットとかですね。で、社会正義の名で制裁して心に安寧が訪れるかっていうとそうでもない。お辛い。

あくまでホラー作品としてフィクショナルなモンスターも出てくるけど、実際戒厳令下の社会はこれに近い状況だったんだろうなあ、と思う。
わしわしが中高生の頃、思い起こせば世界はディストピアSF的だった、一つの国家が西と東に分断されたりついでに首都も西東に分けられたり、眼鏡をしてる=インテリは殺されたり、相互監視で思想を統制されて異分子は処刑されたり、そういうことが地球上のどこかで実際にあった、あれ最近も近場であるような。

希望はあるだろうか、先へ行くことはできるだろうか、この呪縛から解かれる日はあるだろうか、浄化することができるのは何だろうか。

2021年7月9日金曜日

天地

伊豆山で大規模土石流が起きた日、次々ネットニュースに上がってくる現場の動画に胸が痛んだ、それから、その午後には地理情報系の方々が「現場付近の3D地図」や「標高の経年変化グラフ」をサッと作ってSNSで公開していて、仕事が早いな、と、感心した。
3日もすると県やアジア航測が崩落後の現場の航空写真やレーザー測量データを公開、そのデータを元にまた有志が崩落状況の3Dモデルを作成して流出した土砂量を推計し…と、プロフェッショナルがそれぞれの持ち場で災害に即応していた。
例えばこのような。


あるいは


このように、データさえオープンになっててくれれば、知恵者が参集、いや実際はオンラインネットワーク上に散在しているのだけど、知恵が集まってくれるのです。そしてそうやって作成されたモデルが公開されることで被害の拡大を未然に防いだり救助計画を立てたり次の行動に繋がるのです。これがデジタルトランスインフォメーション。ってか。

この一連の地理情報データ分析のスピード感に貢献していたのが、静岡県が先進的にやってきた「virtual shizuoka」の取組で、2年前の全日本建設技術協会での講演資料がまだ全建のHPにある
発表用の「パワポ資料」独特のクセがありますが、内容はいろいろと凄いと思うの。

P3の「明日起こるかもしれない災害に備えて3次元点群データを蓄積しておく/被災後の3次元点群データ▷蓄積していた被災前のデータと重ね合わせ▷土量計算/横断面図作成」、この構想が思いもかけず早くに実現しちゃったのですね。
備えだけしておいて「結局杞憂でしたね」で済めばそれに越したことはないのです、災害は無い方がいいに決まっているのです、でも備えておけばこんなにも素早く被害規模の推計や原因究明や次の防災に進むことができるのです、「3つのソウハツ効果」で挙げられている「早発」の部分ですね。そしてデータがCC-BYで公開されていることがもうひとつのソウハツ「双発」の肝なのです。大掛かりな調査した、すげえデータ群ができた、よかったよかった終了、でスタンドアロンのサーバーに格納されたって大災害起きてイザという時には担当者はてんやわんやなのです、データが電子の網の上に遍在しているからこそ今回みたいに我こそはと思う達人が反応するのです、「知恵は多い方がいい」ってシンゴジラでも言ってましたよ。
あとなにげに県土全域網羅してるのも凄い(中心自治体だけとか都市部だけとかになりがち)(PLATEAUの3D都市モデルが東京データだけはげしく充実中とか)

今年3月、東日本の震災の時に東北地整の局長だった人のインタビューがNHKのサイトに載ってたっけ、
「備えていたことしか役には立たなかった」、言葉に重みを感じた。もしもの時に備えましょうとは誰もが言うことだけど、あらためてこういうことなんだな、と。

あれもこれもどこかで今の仕事に通底しているよなあ、うん、良い仕事しよう、より多くのことに備えられますように。

2021年6月28日月曜日

健康と診断

年に一度の健康診断。
今年は節目の年なので検査項目多かった。
バリウムも飲んだ、初のマンモグラフィーもやった。
どうも石川さんのマンモウ開拓団の歌声が聞こえる。マンモーグラフィー。
乳房を引っ張りまくって板に挟んで潰しまくるのででらくそ痛いと聞いていたので、あーなるほど、こりゃー痛いわ、くらいで済んだ。前知識だいじ。
不自然な姿勢で乳伸ばして挟んでしてたらなんか富永一朗の絵が浮かんできた。星まり子の「泣くなおっぱいちゃん」作詞も富永一朗だったっけな。泣くなおっぱいちゃん。

乳腺のところだけ詳しく診たいからおっぱいぎゅーっと引っ張ってなるべく厚さも薄くしてレントゲン撮ろうとか、食道と胃の動きや形を調べたいから液体金属飲ませてレントゲン撮ろうとか、発想が土木系だよなぁ。この30年くらいで医療はめきめき進化してるのになんで検査は変わらないんだろうなあ。文句じゃないのよ、疑問。

6月は体調がふるわない季節で、今年も横っ腹痛いとか、アシクロビル服んでるのになかなか口唇ヘルペスが治らないとか、うにゃうにゃした日々。でもあれね、手洗いと消毒の効果か、風邪はひかなくなったね。国立感染症研究所の統計(https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/idwr/IDWR2021/idwr2021-23.pdfにばっちり現れるくらいの効果ですものね。手洗い・消毒・マスク三銃士すごい。

名古屋市在住、基礎疾患なし50歳、接種券はまだまだ来ません。住基台帳照合も何もなくただポストにインするだけのマスク配布でさえ届くのに何ヶ月もかかったのだから、そりゃあ今度のはもっとかかるんだろうなあ、と思っている。そいでも市の予定では7月中旬には届くらしい。
県運営の大規模接種の会場の一つに県営名古屋空港があって、名古屋からの心理的距離のせいか予約が比較的空いているとの話で「よし、順番が来たら名古屋空港で飛行機見てワクチン打つんだ」とちょっとタノシミにしていたのだけど、国内のモデルナワクチン配分予定が上限になったそうなのでわしわしの順番(予約取れるのはお盆以降か?)までもつかどうかわかんない。
ノースリーブで注射に臨みたいというただそれだけの理由で夏の間に接種受けたい、ジャケットとセーター脱いでババシャツ肩までめくりあげて注射打つのはもたついて申し訳ないからヤダ、でもまあ、時期がずれ込んだらずれ込んだで、冬には国産シオノギ製が出回るかもしれないし、それはそれで、それはそれで。


「負けない」とか「打ち勝つ」とか力強い言葉は今まで能動的に行動することを意味してた、アクティブに。
「コロナに負けない」や「コロナに打ち勝つ」は、畢竟人に会わないこと、はしゃがないこと、動き回らないこと、衛生的な正しさを守って収束を待つこと、退屈と孤独に耐えること。とても受動的。たたかうとか勝つとかいう言葉のイメージとはほとんど対極だと思う。防疫とはディフェンス戦なり。


今年も航空祭開催は無理そうなので、せめての慰みにflightradar24で行き交うヒコーキ情報を見る。この頃のお天気の良い日はアジア航測の測量航空機を岐阜上空あたりによく見かける。刺繍糸みたいに丁寧にWに飛んでいる。

航空祭も台湾旅行も、世の中が落ち着いたらの楽しみ、それまではじっと、タノシミにしている。